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高専スタートアップ教育環境整備

高専の技術を活用した
イノベーションの
加速

高専という大きなポテンシャルを持つ器を活かし、
技術シーズの社会実装/事業化を目指すプロジェクト

( PROGRAM )

高専オープン
イノベーションプログラム

~産学連携によるエコシステムの実現~

高専シーズ×スタートアップの事業アイデアによる
地域課題の解決

FEATURE

高専の特徴

高等専門学校(高専)は、
1962年4月には第一期校が開校されて以来、
長い歴史を有しており、
現在、国公私立合わせて57の高専が
設置され、日本の技術を支える人材を
数多く輩出している教育機関です。

高専は、「IoT」「ロボット」「AI・数理データサイエンス」「サイバーセキュリティ」「半導体」の分野に力を入れ、一つの学問分野だけでは解決できないテーマ(社会課題)に対して、地域密着型・課題解決型・社会実装型など従来の高専としての特長を生かしつつ、オール国立高専、広範な企業、自治体、大学などとの連携体制という全国規模の「面」(基盤)としての体制の下、様々な分野の知見を生かしたアプローチで課題解決に結び付ける取り組みを行っております。

↓

一方で…

日本の社会構造は人口減少と高齢化が進み、
コロナ禍や国際情勢の不安などによる
社会への様々な影響も含め、
特に高専が拠点を置く地方課題の解決は
急務となっています。

↓

Solution

そうした状況であるからこそ、高専は新しいテクノロジーを活用しながら、
今まで以上に、多彩で新しい価値を創出することで、日本の社会の発展に寄与し続けてまいります。

本プログラムでは、第1弾として函館高専、
広島商船高専と共に、高専の持つ様々な
基盤を活用し、
スタートアップ企業との共創を通じて、
新しいプロダクトやサービスの創出を推進・
支援することで、
地方の地域課題の解決と産学連携に
よるエコシステムの実現を目指し、
より良い社会の創造を目指します。

( Participating Technical Colleges )

各高専の特徴について

函館高専の特徴

生産システム工学科

機械
各種工作機械による加工方法や計測方法、機械を構成する材料の強さ、センサや制御技術などの分野
電気電子
エネルギー分野・エレクトロニクス分野
情報
ハードウェア・ソフトウェア・ネットワーク等のIoT技術・AI分野、プログラム開発など

物質環境工学科

化学・バイオテクノロジー(発酵・酵母)分野

社会基盤工学科

鉄道・河川・電力・ダム、災害等の社会基盤工学分野

産学連携の取り組み事例

函館高専 醸造ラボ

本校と函館高専地域連携協力会の取組にて、函館高専の酵母探索による「地酒」づくりをスタート。
その間,函館高専地域連携協力会との強力なタッグのもとに「函館高専醸造ラボ」を併設した酒蔵『五稜乃蔵』が令和3年12月に建設され,ここを拠点とした人材の育成と酒蔵がある街の食文化を形成する仕組みを構築。

KOSENコモンズ函館

函館高専と企業との産学連携を通じた地域貢献,共同教育,起業を推進するための拠点として,オフィス機能やミーティング,情報発信等のために利用できる環境

活用可能なアセット

3Dレーザスキャナー

野外環境、建設・建築物、屋内空間などの対象にレーザーを照射することで、表面形状の3次元座標を取得することがます。街、店舗等をメタバース空間化などにも活用できます。

3Dプリンタ・各種NC加工機

金属や樹脂での試作品製作政策に活用できる各種の設計加工機械や基盤加工機などを所有しています。3Dプリンターは樹脂はもちろん、カーボンファイバにも対応しています。

バイオ実験設備・分析設備

食品分析にも活用できる各種精密化学分析装置、ラボスケールのフリーズドライや低温乾燥機、酒類のアルコール分析(国税庁所定分析法)を可能としています。また食品の高精度放射能分析 (Ge、 NaI各装置)も可能です。

広島商船高専の特徴

商船学科

船舶の運航や管理に関わる分野

電子制御工学科

電気・電子、機械・計測、ロボット制御などの電子機器、車・電車・飛行機の制御運行など

流通情報工学科

プログラミング、コンピュータシステム、ネットワークなどの情報・通信分野

産学連携の取り組み事例

オンデマンド型水上交通の実現を目指す。株式会社エイトノットとの小型船舶向け自律航行技術開発の共同研究

自律航行技術を用いたオンデマンド型水上交通の実現の第一歩として水上交通が生活の一部となっている離島地域への社会実装を目指し、広島県の完全離島(本土と陸路が繋がっていない離島)大崎上島において、地元の広島商船高等専門学校と共同研究プロジェクトを実施。

自律航行技術の共同研究
(特定海域での自律航行試験、海域調査等)

自律航行技術を活用した水上交通ビジネスモデル策定のための調査等

活用可能なアセット

学術研究(教員・企業・大学などの研究機関との共同研究)に使われています。超音波多層流向流速計(ADCP)他、水温・塩分・深度計(STD)などの海洋観測機器を備えていますので、海洋観測・船体運動・燃焼効率向上などの研究に使われています。 計測データは、船内のデータ処理装置で収集することができます。​

船舶や海洋構造物の海洋上での運動等の解析を実施可能な実験水槽(風洞)ならびに、推進関連の実験装置を各種取り揃えております。解析や実証実験前の実験等で活用できます。​

様々な工作が可能な施設。旋盤(汎用、CNC)・フライス盤(汎用、CNC)・マシニングセンタ(5軸、3軸)・ワイヤ放電加工機・3次元CO2レーザ加工機・レーザ彫刻機・3Dプリンタ・CAD/CAM(2D、3D)・溶接設備(電気、ガス)・精密万能試験機(金属、ロープ等・CNC三次元測定機などが利用可能です。​

( SCHEME )

共創スキーム

「事業アイデア」を持つスタートアップと
「技術シーズ」を持つ高専の研究室/教員にて
共創事業を創出し高専にゆかりのある
自治体/地域事業者と連携し、産官学連携の
事業検証の企画・実証を実施

( THEME )

各高専ごとの個別テーマ

リアルとテクノロジーの融合による新しい顧客体験

函館工業高等専門学校

広島商船高等専門学校

( SCHEDULE )

スケジュール